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2021-12-29
舌で楽しむ蘇州 冬の食養生

 中国の食文化は深淵な中華文化の一部分で、特に食養生という事に重きが置かれ、冬の食材は最も食養生に適していると言われる。 寒さが骨身に染みる冬、蘇州の美食と健康的な食養生を体験してみよう。

 蔵書羊肉

 蘇州の時節の物に注目してみよう。 冬が来たら蘇州の人々が、まず思い浮かべるものは羊肉である。 蘇州の街角では良く“蔵書羊肉”という看板のお店がある。 蔵書羊肉は蘇州の木涜古鎮にある蔵書地方の農家が自家飼育している山羊を使った家庭料理で、この羊は脂身が少なく、素朴な味わいで都市の人々を魅了しており、街中にこの料理が食べられるお店がある。

 蔵書羊肉は温補だけでは無く、味も非常に美味しい。 本当の蔵書羊肉は2歳の羊の丁度良い硬さの肉質の物が使われる。百年木桶を使って1時間半じっくり蒸し煮した後、各特性調味料を入れると食欲を誘う香りが溢れ出し、羊のお肉は柔らかく、食べだすと箸が止まらなくなる。

 *オススメの店:三星羊肉店

 奥灶麺

 百年以上の歴史を持つ奥灶麺は蘇州昆山に発祥し、美味しさの秘訣はスープにある。魚の頭、田鰻の骨、アヒルなどを数時間の弱火で煮込んで、出来上がったスープは甘みがあり、味が濃厚である。スープは紅湯と白湯に分けられる。伝統的な店は冬に紅湯麺を出して、夏に白湯麺を出す。冬の紅湯揚げ魚麺や夏の白湯アヒル面、どちらも人気がある。

 *オススメの店:昆山奥灶館

 梅花糕

 寒い冬、最も癒されるのは街で売られている梅花糕である。咲いた梅の花のような梅花糕は、ひと目で分かる。小麦粉でできる皮、中に甘い餡子が入っている。赤と緑色の糸状調味料を加えて、程よい甘さと柔らかさ、中々忘れられない味である。

 *オススメの店:陳老大梅花糕海棠糕